榎土敦之のコラム「少年」

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少年

電車のドアの上の広告に、こんなものがあった。
「30過ぎたら、即登録。○○結婚相談所。中高年専門」

まぁ、普通の結婚相談所の広告なんだけど。

気になるのは、30過ぎたら中年になってしまうのかということだ。
別に、登録する相談所を探しているわけではないので、若者専門がいいってことじゃない。

この広告を見て思ったのだが、そもそも中年とは何歳からなのか。突き詰めると、幼年とは、少年とは、青年とは、老年とは。もっと微妙な中高年とは、何歳区切りなのか。

そんな区切りなんかなくて、なんとなくってのが答えなんだろうけど。
友人に聞いたところ、幼年0~10、少年11~18、青年19~29、中年30~
49、高年50~69、老年70~ぐらいかということらしい。

この区切りをみて、考え直さなければいけない点がある。
それは、人生を80年とした場合の区切りということだ。
寿命というものは、昔に比べるとかなり延びている。
こんな曖昧な時間を基準にしていいものなのか。

過去の発表で、「人間の寿命は、酸化しなければ約150年はある」というものがあった。
この発表は、個々で全く違う環境の影響を無視したもので、人間そのものの寿命を正しく算出したものと考えられる。

そこで、先ほどの区切りと合わせて考えてみるとどうだろう。
なんと70~150まで、人生の半分以上が老年ということになる。

これはおかしいではないか。
我々は、たまたま半分くらいで寿命を迎えていると考えた方が合点がいく。
さらに、先述の友人の見解を正しいとして、区切りの割合と照らしあわせると。

幼年0~19、少年20~34、青年35~55、中年56~93、高年94~131、老年132~となる。

僕は、この区切りに賛同したい。
みなさんは、どう考えるのか?


なんで細かい計算までして、こんな話をしたというと。

「暑雪、31歳。まだまだ若い少年です!」

って、言いたかっただけ。
本当は。
いいじゃん。
別に。

あの広告、ちょっとショックだったんだもん。