榎土敦之のコラム「天然」

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天然

おそらく僕を見たことがある全ての人(家族を含む)は、僕が超天然パーマであることに気付いていないだろう。
なにしろ、自分だって知ったのはつい先日のことなのだから。

なんで30年間もと、不思議に思うでしょ?
それが、気付かなかったのだ。
僕の髪は、風呂に入ろうが、雨に濡れようが、僕の心のようにまっすぐのままのため、長い間その本質を見抜けなかったのだ。

勘のいい方は、お気づきだろう。
そう。
僕は、「天然ストレートパーマ」なのだ。

ドライヤーでセットしようとしても、なかなか癖がつかない。
美容院で苦労してセットしても、外に出て数分後には元のストレートに。
逆に、がんばってツイストをかけていたときも、あっという間に直毛に。

このように、いい年になってから、自分の体の特質に気付くことってないだろうか。

もうひとつ。
僕を見たことがある全ての人(家族を含む)が気付いているかどうかは不明ではあるが、どうやら僕は「タレ目」らしい。

20歳のころ、友人の藤森に
「榎土って、タレ目のくせに目つき悪いよなぁ」
と言われ、初めて自分がタレ目であることを知った。

その時のショックは強烈なものだった。
自分は釣り目だと思っていたのに、それを正面から否定され、さらに180度くつがえされたのだ。
今でも、頭の中で、周りの情景と供にスローモーションで鮮明に再現される。
「榎土って、タレ目・・・」

しかし、これについては、実は今も認めてはいない。

あ。
あと、みなさんには身長160cmくらいに見えるらしいが、間違いである。
実は180cmは余裕である。
どうやら、服を着ると縮んで見えるらしい。
着縮みするタイプなのだ。