榎土敦之のコラム「ティッシュ」

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ティッシュ

ちょっと前に、ティッシュの箱がスリムになった。
枚数そのままで、箱が薄くなった。
そこにどういう利点があるのか、よくわかんないんだけど、箱だけ、ちっちゃくなった。

問題は、そこではない。
実際にスリムに作ることができたのは、数社のみなのだ。

ディスカウントショップなどで売られている、他製品より100円くらい安いものは、見た目はスリムなんだけど、本当はスリムになっていないのだ。
裏を見てびっくり!
「枚数300枚(150組)」って書いてある。
普通、「枚数400枚(200組)」だよね。

中身減らして、箱ちっちゃくしてるだけじゃん!

あ。セコいって思わないでね。
言いたいのは、そこじゃないから。

なんか、おかしいよね。

カッコばかり気にして、中身が伴わないで、誤魔化しちゃってる。
カッコ悪い。

逆に、5箱ぶんくらいの大きさにしちゃって「2000枚(1000組)」って方が、おもしろいのに。
「2枚入。1枚が200枚分の大きさです」とか。

実は、ホントに近い人にしか、作詞をしていることを話していない。
無論、作詞“家”なんて、言ってない。
まだ、世に出ていないんだから、僕は“作詞をしている人”なんだ。

名刺も作っていない。
いろんな方々にお会いする時に、たいへん失礼なことだとは思うんだけど。

だって、中身がともなってないんだもん。

名刺って、すごい重みを感じるんだな。
一旦自分の手から離れていくと、誰に見られ、どういう風に受け取られるのか分からない。
肩書きに、まさか“作詞をしている人”って書けないし。
“作詞家”って書いちゃって、「作品は?」って聞かれたら答えようがない。
うそつきになっちゃう。

だから、一つ作品が世に出たら、名刺を作ろうと思ってた。
な~んて、まだまだ中身が一枚のティッシュの箱だけど。

明日、作ろうかな。

あ。
PC、ちゃんと動いてくれるかなぁ。